私のお城は賃貸マンション

私は1Kの賃貸マンションに住み始めて10年になります。

 

初めは1Kのマンションなんて賃貸だし、どうせたいした事ないだろう。

 

実家にいるときのような自由はきかないしのだから、とタカを括っていました。

 

だから昼は外で活動して寝に帰れば十分だと考えてました。

 

でも、一人暮らしをしている。というと友達が来たがることが増えました。

 

それもあって、部屋を個性的にしないといけないな。と思うようになりました。

 

それからは狭いながらもインテリアにも凝るようになり、雑誌などで調べたりインテリアショップにも通ってみたりするようになり自分らしい部屋が出来上がったと思いました。

 

友達も私らしい部屋だと言って居心地がよかったのか何をするわけでもなかったのですがよく来てくれるようになり、今に至っても来てくれる友達もいるほどです。

 

たまに部屋が汚れていることもありますが、それも笑ってゆるしてくれる友達です。

 

親から、なんであんな狭い部屋が片付けられないのか理解出来ないとお小言を言われることもありますが、その辺はマイペースでやっていると思います。

 

賃貸だからと、諦めることなく、凝った部屋にしてみてよかったな、と思います。

 

それに、これはつい最近気づいたことなのですが、実家にある自分の部屋よりもこの1Kの部屋の方が落ち着くなと思うようになったのです。

 

住み始めるまではたかが1Kの賃貸マンションでしたが、狭いながらも楽しい我が家とはよく言ったもので、今では私の小さなお城となっています。

 

もっと広い部屋に引っ越そうかな、と考えなかったわけではないのですが、交通手段、立地条件などを考えると振り出しに戻ります。

 

だからこの部屋とさよならするのは随分先の話になりそうです。